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平昌五輪で長洲未来(Mirai Nagasu)選手を応援する理由〜選手の数だけある物語に思いを馳せる

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時間・行動・お金をコントロールする術を、ブログでお伝えしています。税理士で逆算手帳・認定シニア講師のきむら あきらこ(@kimutax)です。

平昌五輪が始まります。私が11年応援し続けているスケーター、長洲未来選手の五輪チャレンジの歴史を書いてみました。

きむら

長洲選手の紹介を書いているうちに、出場する選手の数だけ物語があることに思いを馳せました。いや、出場できなかった選手たちにも物語があるんですよね。1つのことに全力で魂を捧げた全ての選手たちに、敬意を評します。

私、フィギュアスケートも大好きです!

2月9日から平昌五輪が始まりますね!

私、世間一般的には広島カープファンとして認知されていますが、実は、フィギュアスケートも、とてもとてもとても大好き

カープファンになったのは8歳の頃から。フィギュアにハマったのは9歳の頃から。両方とも人生で最も長く続いている趣味になってしまいました!

きむら

好きになった頃は、カープもフィギュアもどちからというとマイナーな立ち位置。それが今、両方とも大人気です。

先見の明がある自分を自分で褒めたい反面、両方のブームにおおいに戸惑っています。

そんな私が、平昌五輪で一番の熱視線を送っているフィギュアスケート選手をご紹介しましょう!その選手とは…

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USA代表、長洲未来(ナガス・ミライ)選手です!

ミライちゃんはこんな選手

ミライ選手をご存知ないという方に、彼女のことを紹介したく、今回のブログを書いています。もちろん演技も素晴らしい選手ですが、今回、平昌五輪出場に至る経緯がドラマチックすぎるんです。

きむら

このあとは、普段呼びなれている「ミライちゃん」という呼び方で彼女のことを書かせていただきます。

ミライちゃんはその名前と容姿からもわかるとおり、日本人のご両親から生まれ育った日系2世。

ジャンプもスピンもスパイラルもそつなくこなす、オールラウンダーです。

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10代でピークを迎える女子選手が多い中、24歳(2017-2018年シーズン)で初めて国際大会3回転半(トリプルアクセル)成功者になったチャレンジャーとしても知られています。

数々の魅力に溢れるミライちゃんですが、私が最も心奪われるのは、この綺麗なスパイラルポジション

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折り鶴のような美しさです!!

きむら

あまりにもこの姿が好きすぎて、2010年頃はtwitterのアイコンをミライちゃんのスパイラル画像にしていたほど!

2007年、全米衝撃のデビュー!2008年、全米女王に!

ミライちゃんを好きになったもともとのきっかけは、2007年の全米選手権でした。当時、世間でもノーマークに近い存在でしたが、ジュニアクラスで優勝。一躍脚光を浴びます。

▼その頃のミライ選手。可愛いですね。

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技術もさることながら、ショートプラグラムはちゃんとジャズを表現し、フリーではドヴォルザークの弦楽四重奏「アメリカ」を可愛らしくも上品に滑っていた。当時13歳にして音楽をちゃんとものにしてる。こりゃとんでもないスケーターが現れた!と興奮したものです。

それから、ことあるごとに

「私、バンクーバー五輪で優勝するのは、ナガス・ミライだと思うよ!!」

と、知人に吹聴しまわりました。

▼翌2008年、シニアクラスに転向。

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なんとシニア転向後すぐに全米女王になります。弱冠14歳での快挙!

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表彰台でミライちゃんの右隣にいるのが、アシュリー・ワグナー選手。ミライちゃんを語る上で、避けて通れないスケーターです。

2010年、バンクーバー五輪代表として大活躍!

その後も順調に実績を重ね、バンクーバー五輪代表候補となります。

▼五輪代表の座を賭けた全米選手権当時の私のツイートが懐かしい。

五輪代表選考の2010年全米選手権。採点を見て、キス&クライで無邪気に声を上げ喜ぶミライちゃん。

対照的に、五輪に手が届きかけたかと思われたアシュリー・ワグナー選手は、はしゃぐミライちゃんを見て肩をすくめてしまいます。当時、その様子がとても印象的でした。

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2人のライバル関係が本格的にスタートしたのが、2010年全米選手権でしたね。

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▼1番左がミライちゃん。左から3番目がアシュリー選手。

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全米選手権の結果を受け、ミライちゃんは五輪代表に選ばれます。アシュリー選手は落選。

しかもミライちゃんは、バンクーバー五輪で4位入賞!「金メダルを獲るのはこの子」とミライ選手のことを友人に触れ回っていた私は、自分が4位になったわけでもないのに、もう、鼻高々です。

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バンクーバー五輪で
「安藤美姫さんより順位が上とか、スゴ~イ♡」
と、無邪気に喜ぶミライちゃん(当時16歳)に、怖いものしらずだよなーと微笑ましく感じたものでした。

この後、過酷な競技歴が待ち受けていることを、ミライちゃんも私も、当時は知る由もありませんでした。

低迷期、そして、全米選手権表彰台に乗るも、2014年ソチ五輪代表を逃す

フィギュアスケートは、ことに選手寿命が短いスポーツです。特に女子は体型変化に苦しみます。

ここまで順調にスケーターとしてのキャリアを積んできたミライちゃんでしたが、故障に悩まされたこともあり、バンクーバー後は伸び悩みます。

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コーチも2度変更。もともと頭脳明晰な子だと聞いていたので
「フィギュアスケート以外の世界に、行っちゃうかもしれないな…」
と、勝手に気をもんだり…。

でも、彼女はtwitterアカウントで、常に自らを「Super skater!!」と名乗っていました。その言葉どおり、山あり谷ありでも、スケートだけは投げ出しませんでした。

そして、2014年の全米選手権。ソチ五輪をかけた試合!

2年連続で全米7位と低迷していたミライちゃんは、素晴らしい演技で久々の全米表彰台(3位)をもぎとったのです!!

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▼試合直後は、4位のアシュリーのほうが涙を流していました。

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ところが、翌日の代表選考ではそれまでの実績を考慮し、五輪切符は4位だったアシュリーのもとへ。前日、悲嘆の涙にくれたアシュリーに代わり、次の日に、ミライちゃんが涙を流すことになるなんて…。

五輪代表選考後に行われた全米選手権のエキシビションが、また、切なくも感動的でした。

失意の涙にくれつつリンクに上がるミライちゃん。彼女の気持ちを全て理解した上で、暖かい拍手で迎える観客。40年近いフィギュアファン歴の中で、選手と会場が一体となって感情を共有した忘れられない場面の1つです。

▼溢れる悔し涙を隠さず、エキシビションの氷上に立つミライちゃんの写真をこちらで見ることができます。

この時の代表選考について、ミライちゃんはアメリカスケート連盟を通し、声明を出しています。

この決定にはがっかりしています。決定に同意することはできませんが、連盟がくだした決定は尊重しなくてはなりません。私を応援してくださったすべての人に感謝していますし、私のスケートのキャリアの中で今後起こることを楽しみにしています。

「私のスケートのキャリアの中で今後起こることを楽しみにしています。」

今、ハッピーエンドが分かった後で読むとゾクゾクするような言葉ですが、当時のミライちゃんの胸中いかばかりだったか。

当時のことを思い出すと、いまだに胸がキュっとします。

2018年、ミライが五輪に戻ってきた!

失意のソチ五輪後も、またもやミライちゃんはケガに苦しみます。

この頃、ファンの方の呼びかけで、千羽鶴をミライちゃんに送るプロジェクトにも加わりました。

ただ、この頃は、ミライちゃんはこのままで終わらないという、妙な確信がありました。ソチ五輪落選直後の声明文が、あまりにも力強かったからかもしれません。

その予感どおり、平昌五輪に向けた後半2年は身体も絞れ、びっくりするような点数を競技会で出すことも増えてきました。

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そして迎えた、2018年全米選手権(平昌五輪の代表選考)!!

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会心のフリー演技直後から、嬉し涙でくしゃくしゃのミライちゃん。

点数が出た後も、ただただ喜びの涙。

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ミライちゃんの得点が出た直後、ライバルの五輪当確を悟ったアシュリーの表情。
そして2人の抱擁。

3回の五輪の出場を賭けて競った2人。ナイーブな思春期とも重なり、アスリートとはいえ8年の間に複雑な感情を持ったこともあったはずです。お互いに素晴らしい人間になりました。

全米選手権、ミライちゃんの最終順位は2位。

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五輪選考を経て、ミライちゃんは平昌代表の座を射止めました。アシュリー選手はあと一歩のところで代表の座を逃しました。

選手の数だけミライちゃんのようなストーリーがある

こんなに1人の選手の五輪代表決定が嬉かったことは、今までありませんでした。

ミライちゃんの幼い頃からの煌めきが、見間違いでなかったことも誇らしいのですが、競技生活が短いフィギュアスケート、10年以上もその滑りを見せ続けてくれていることが、とても嬉しいです。

無邪気で怖いものしらずだったバンクーバーの時と違い、アシュリーや周囲の人への感謝の気持ちも併せ持つレディーになったミライちゃんは、さあ、どんな滑りを見せてくれるでしょうか。

とても楽しみです。

何より、ここまでスケートを頑張ったご褒美で、のびのび滑ってミライ・スマイルを見せてほしい!

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GO FOR IT !! MIRAI !!

今回の五輪出場する選手の数だけあるだろう「物語」に敬意を評して。いや、出場できなかった選手の「物語」にも敬意を評して。

全ての平昌五輪選手たちの健闘を祈ります!