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国税庁が平成29年12月までの業種目別株価等を公表。〜この時期の業種目別株価等の発表はなぜ早い?

時間・行動・お金をコントロールする術を、ブログでお伝えしています。税理士で逆算手帳・認定シニア講師のきむら あきらこ(@kimutax)です。

平成29年12月分までの業種目別株価等が公表されました。業種目別株価等は、非上場の株式の評価をする際に必要なデータです。

この業種目別株価等は2ヶ月ごとに公表されますが、今の時期は公表されるのが早いのです。

きむら

なぜ公表されるのが今だけ早いのか。そして、逆に1月分・2月分は公表時期がかなり遅れるので、その弊害について書いてみました。

平成29年12月分までの業種目別株価等が公表されました

平成30年1月22日、国税庁ホームページ上に“「平成29年分の類似業種比準価額計算上の業種目及び業種目別株価等について」の一部改正について(法令解釈通達)(平成30年1月17日)”が掲載されました。

今回は、平成29年12月分までの業種目別株価・配当金額・利益金額・簿価純資産価額が公表されています。

きむら

この「業種目別株価等」って、何に使うものかご存知ですか?

業種目別株価等は何に使うの?

業種目別株価等は、相続財産や贈与財産の中に取引相場のない株式(非上場会社の株式)がある場合に使います。

取引相場がない株式でも、財産は財産。相続税や贈与税の申告では、そういった株式でも評価をしなくてはなりません。

この取引相場のない非上場の株式をの原則的評価方式の1つに、「類似業種比準方式」というものがあります。

「類似業種比準方式」とは、事業の種類が同一または類似する複数の上場会社の株価の平均値に比準する方法で株式を評価する方法で、その計算上必要な業種目別の1株当たりの配当金額、利益金額、純資産価額(3要素)と株価について定めたものが、「業種目別株価等」です。

業種目別株価等は、11月・12月分は出るのが早い!

今回、平成29年11月分・12月分が1月中旬に公表されたわけですが、いつもこんなに早いわけではありません。

例えば、平成29年9月分・10月分は、平成29年12月に公表されていますから、今回は1ヶ月ほど早めの発表です。

今の時期に早く公表される理由は、2月から受け付けが始まる贈与税の申告の便を考えてのこと。

逆に、毎年1月分・2月分の業種目別株価等は、確定申告のあおりを受けるせいか、公表が遅くなります。例年6月中旬頃の公表です。

まとめ、つぶやき、あるいは編集後記

きむら

つまり、相続が1月・2月に発生して、相続財産の中に非上場の株式がある場合、どう頑張っても相続税の申告がフィックスするのは6月半ば過ぎになってしまうということ。

路線価(7月公表)と1月分・2月分の業種目別株価等の公表時期(6月)は、もうちょっと早くならないものでしょうか。お亡くなりになった日が1月頃の相続案件を受けると、なかなか申告書が出せないのが、納税者の方も私も辛いところです。