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QRコードを利用したコンビニ納税がスタート(2019年1月4日より)

こちらは、個人事業主など納税手続きを自分自身でする方向けの記事です。

税理士のきむら あきらこ(@kimutax)です。

平成31年(2019年)1月4日(金)以降、あらかじめ納付に必要な情報(氏名や税額など)を、いわゆる「QRコード」として作成・出力しておくと、コンビニでの納税が可能になります。

10月5日、国税庁ホームページに「お知らせ」として掲載されていました!

きむら

QRコード納付で手続きはどれくらい便利になるの?デメリットは何かあるの?
早速、現時点でわかっている内容を確認してみましょう。

今の国税の納付方法

今の国税(所得税や贈与税など)の納付方法には、次のようなものがあります。

昔に比べると、バリエーションが増えましたね〜。

そして、今回の改正は、コンビニ納付に関わるものです。

QRコード納付は、今のコンビニ納付とどう違うでしょうか?それには、今のコンビニ納付のやり方を知っておかねばなりませんね。

今のコンビニ納付

今も、税務署が作成した「バーコード付」の納付書があれば、国税をコンビニで納付することができます。

(出展:[手続名] 現金に納付書を添えて納付(コンビニエンスストアの窓口)|国税庁 より)

ただ、今のコンビニ納付には、ある欠点があります。それは・・・

きむら

税務署に行って、バーコード付きの納付書の発行を依頼しなくてはならないということ。うーん、面倒!!

自宅やオフィス(税務署以外の場所)で確定申告書を仕上げ、e-Taxで申告しても、納税のために、いったん税務署へ出向かねばならないというのが、今のコンビニ納付のデメリットでした。

2019年1月4日からのQRコード納付

2019年1月4日からの「QRコード」納付は、今のコンビニ納付の「税務署に発行依頼をしに行かねばならない」という欠点をカバーするものです。次のような手順で、コンビニで納付できるようになります。

  1. 自宅等で作成・出力した「QRコード」(PDFファイル)をコンビニ店舗に持参
  2. いわゆるキオスク端末(「Loppi」や「Famiポート」)に読み取らせることによりバーコード(納付書)が出力
  3. バーコード(納付書)によりレジで納付

(出展:QRコードを利用したコンビニ納付手続の開始について|納税証明書及び納税手続関係|国税庁 より)

詳しい利用方法は、今後お知らせするとのこと。

納税をするのに税務署や金融機関に出向かないで済む選択肢がもう1つ増えたということは、歓迎すべきことではあります。

まとめ:今のコンビニ納付とQRコード納付の比較

内容 バーコード納付 QRコード納付
いつから 今でも納付可 2019年1月4日から
納付できるコンビニ くらしハウス、コミュニティ・ストア、サークルK、サンクス、スリーエイト、スリーエフ、セーブオン、生活彩家、セイコーマート、セブン-イレブン、デイリーヤマザキ、ナチュラルローソン、ニューヤマザキデイリーストア、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ヤマザキスペシャルパートナーショップ、ヤマザキデイリーストアー、ローソン、ローソンストア100 ローソン、ナチュラルローソン、ミニストップ(いずれも「Loppi」端末設置店舗のみ)
ファミリーマート(「Famiポート」端末設置店舗のみ)
手続き 確定した税額について、税務署に納付書の発行依頼をする(わざわざ税務署に行かねばならない) 確定した税額について、自宅等で「QRコード」作成→コンビニ店舗に持参し「Loppi」や「Famiポート」に読み取らせる→バーコード(納付書)が出力されその場で納付
金額の限度額 30万円以下 30万円以下
クレジットカードで支払い 不可 不可(同様になると思われる)
ポイントと納税 nanacoとWAONが使えるコンビニでは、電子マネーにチャージ→納付で、間接的にポイントを稼ぐことができる。 ローソン、ファミリーマートには納税でポイントが貯まるメリットはない。
ミニストップでは、WAONにチャージ→納付で、間接的にポイントを稼ぐことができる。
納税証明書の発行まで 約3週間 約3週間(同様になると思われる)

きむら

QRコード納付は、確かに税務署に行く手間は省けますが、納税可能なコンビニが限られるのと、nanacoを利用して間接的にポイントを稼ぐことは、出来なくなります(セブンイレブンが対象外なので)。そこがデメリットかな…。

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