時間・行動をコントロールする術をブログでお伝えしています。税理士で逆算手帳・認定講師のきむら あきらこ(@k_tax)です。
時間術って、節税術と似ていると思うんです。両方とも、まっとうな術は実は誰にでもできるもの。ただし、1つ1つの効果は、たかがしれています。
きむら
節税術にゴッドハンド無し
きむら
まっとうな節税術は、基本的に、1つ1つは地道で地味なもの。それを複数、かつ、長年積み重ねることで、結果として大きな効果を生み出します。
ところが、地道な節税手法をいくつか説明すると
と言われることがあります。ところが、そういう人ほど往々にして、結局何にも手をつけないままなんです。
たとえば毎年地道に、子や孫に贈与をしていくことによる節税。確かに1回きりの贈与であれば、節税できる相続税額はたかがしれています。
しかし、これを早くから着手しておけば
金額×贈与した人数×相続税率×年数
の分だけ将来の税額が減るわけですから、10年、20年と続ければバカになりません。
■ スポンサー広告 ■1つの時間術で劇的に日常が改善するわけではない
そして時間術も、節税術ととても似ているんです。
時間術も、魔法のテクニックは残念ながらありません。何かあることを1つやれば、時間が急に余るようになるわけではありません。
細かい習慣やワザを何個も何十個も組み合わせ、自分の自由な時間を作り出すことになります。
早起き・ショートカットキー・ブラインドタッチ・時間の予実管理・マニュアル・チェックリスト・整理整頓・物の配置・ポモドーロテクニックetc.…こういったテクニックで生まれる「自分の時間」は、1つあたり数分~15分。ところが、これらを束ねることで、まとまった時間の捻出が可能になります。
時間術挫折者、2つのタイプ
これを念頭においた上で
「時間術、チャレンジしてみたけどダメだった」
という方へ、アドバイスです。
そういった方に話を聞いてみると、だいたい2つのタイプに分かれます。
まず、いっぺんに色々な方法を取り入れたため、苦痛に感じて挫折してしまった方。時間術はスキルなので、習得して自分のものにするのに、ある程度慣れが必要です。時間術はいっぺんに試してみるのではなく、1つずつやってみて、モノになったら次の時間術をやってみることをおすすめします。
また、やってみたけれど、劇的な効果が得られなかったと仰る方。1つ1つの方法で生み出される時間は数分~15分ですから、それは当然なのです!その時間術は継続したまま、ぜひ、別の時間術を追加してやってみましょう。
■ スポンサー広告 ■まとめ
きむら
そして1つ1つの方法は、普通の人でも必ずできるものですよ。少しずつ着手してモノにしていきましょう。ぜひ、このことをお忘れなく!