税理士で逆算手帳・認定講師のきむら あきらこ(@k_tax)です。
私の住まい&事務所のエリア(桜新町・用賀)は、ちょっと前まではラーメン不毛地帯と言われていたとかいないとか。
ところが桜新町に麺処さとうさんが出店し、ラーメン好きとしてはそれだけでも狂喜乱舞だったのですが…
きむら
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煮干し中華そば 亘(とおる)の外観
最初、このお店を知ったきっかけは、駅近くにあるこの建物の前を通りかかった時でした。
「え!?こんなところに、なんだかおいしそうなラーメン屋さん??」
と、一度何の気なしに通り過ぎたのに、思わず引き返したことを思い出します。よくぞこのマンションの大家さん、亘さんと契約してくれました(ラーメン屋さんは匂いを出すからと、家主から敬遠されがちなのです)。
▼お洒落なブティックの雰囲気を損なわない看板の雰囲気と幟(のぼり)。偶然なのか、自動販売機の色とも合ってますね。
▼ブティックの前の階段から地下に降りたところに、お店はあります。
最初は店名は「亘(わたる)」かと思っていたのですが、ちょうちんを見ると、「TORU」とあるので、「亘(とおる)」なんですね。
今の私にとって、ここのラーメンを「仕事を頑張ったご褒美」で、たまに食べることが心の支えになっています♡それくらい大好きなお店です。
では、中に入ってみましょう!
■ スポンサー広告 ■煮干し中華そば 亘(とおる)のメニュー
内観は、カウンターだけの小さなお店なので、撮影自粛。
荷物を置く棚がカウンターの下にあったり、とても清潔で綺麗なお店です。女性の方も安心して食べることができますよ。
お店に行くと、男性1~2名と女性店員さんでオペレーションしていることが多いです。そして、みなさん感じが良い。
最初の頃は入店すると
『慣れないお客さんみたいだけど、何か困ったことがないかしら』
という、あたたかい視線を感じたことがありました(笑)。
▼こちらがメニュー。食券制です。終日禁煙なのもありがたい。
私が最初にこのお店に入ろうと背中を押されたのがこのメニューでした。
煮干しそば2種類だけの潔さ!
こういうメニューで、そしてお店の外観から漂うスッキリ洗練されたオーラからして、絶対に美味しいに違いないと確信し、そしてそのとおりでした。
端麗煮干し醤油スープの中華そばは、スッキリした味わいの透明スープに漂う主張しすぎない煮干しの香りが特徴。いずれまた紹介しますね。
今回は、濃厚煮干し醤油スープの「濃厚煮干しそば」をご紹介します。
煮干し中華そば 亘(とおる)の濃厚煮干しそば
「濃厚」のほうは、「煮干しが苦手な方はご遠慮ください」と店内に書いてあるのですが、私はむしろ「煮干しが苦手、キライ」と言う人に、是非チャレンジしてほしい!
初めて食べた時、感動した一品なのです。あなたの煮干しの概念、変えるかも!
▼濃厚煮干しそば(880円)
具は、海苔、切昆布、玉ねぎ、長ネギ、チャーシュー、メンマ。
▼「なると」が郷愁を誘います。
▼スープは密かに私は「煮干しポタージュ」と名付けてます。ドロッとしていて、粗削りの煮干し粉もたっぷり。
煮干しの風味がこれでもかと香り立ちますが、良い煮干しだということがよくわかります。まったく臭みやえぐみを感じません!
▼細目のストレート麺がスープによく絡みます。
▼食べログの食レポでは、この切昆布に文句を言っている人がいましたが、私はこの昆布と麺を絡めて食べることにハマってます。
▼チャーシューは量は少ないものの、トロットロで美味。濃厚煮干しスープが塩気が強いので、甘めの味付けがよく合います。
▼この粗みじんの玉ねぎが、いい仕事しています。スープが染みた玉ねぎをシャクシャクと噛むことで、食感にアクセントが。
ここで、カウンターの眼前に貼ってある、煮干し中華そば 亘(とおる)のうんちく書きをご紹介。
「煮干し白だし」
大正十一年創業、
京都の老舗煮干し問屋から仕入れる
国産カタクチ煮干しと、さば・うるめ・いわしの節
これらをふんだんに使い、じっくりと炊きだし、
風味豊かな白だしに仕上げております。「淡麗煮干し中華そば」
淡麗スープの醤油かえしには
香川県小豆島産の淡口醤油を使用しております。
器の底まで見える程の澄んだスープを
是非ともお試し下さい。「濃厚煮干し中華そば」
国産カタクチ煮干しを
風味が残るよう敢えて粗い粉末に致しました。
この煮干し粉を使ったザラっとした舌触りの
極濃煮干しスープ。
煮干しが苦手な方はご遠慮ください。
「煮干し愛」を感じるこの文章を読みながら食べると、なぜかより美味しく感じるので、毎度まいど目を通してしまいます。
■ スポンサー広告 ■煮干し中華そば 亘(とおる)のさばめし
しかし、亘(とおる)のすごいところは、ラーメンだけではないのです!
▼それが、この「さばめし」!
ランチタイムにはサービスで食べることができます。
この「さばめし」も目当ての1つなので、亘(とおる)に行くと決めたら、前の晩からご飯は控えめにしています。
サービスのさばめしですが、食券機で無料の食券を発券しないと出してくれませんので、ご注意を。
この「さばめし」にも、うんちく書きがありまして
「さばめし」
宮城県気仙沼より仕入れました鯖の干物をほぐし
白いご飯の上にのせました。
煮干し中華そばの風味をさらに引きたてる
当店自慢の一品です。
とのこと。やはり、この文章を読んだあと食べると、美味しさ倍増です。
▼サービスとはいえ、一つずつバーナーで炙って提供してくれる丁寧さ。
最後、お店を出る時には
「いつもありがとうございます!」
という気持ちの良い声で送り出してくれます。
(^^)好きなお店に常連認定されるのは、なんだか嬉しいものです。
まとめ
色々と吟味して食材を集め、ラーメンを「この2種」と絞りに絞って出しているんだろうなぁ。そんな真面目で硬派なところに惹かれ、とても大好きなお店になりました。
お店も新しくスタッフさんも若い方々ですが、ブレイク前夜の名店のオーラバリバリです。頑張ってほしい!
きむら