サラリーマンのための節税チャンネル

所得税・確定申告の記事まとめ【2019年申告・平成30年分】

小さな相続専門税理士のきむら あきらこ(@k_tax)です。

きむら

このブログ内の確定申告に関する記事を、申告書作成の流れに沿って、まとめてみました!

このまとめ記事の上手な利用法
当ブログの税金の記事は、体系を説明するというよりは、1つの論点について深掘りする傾向があります。そこで、確定申告書の作成方法や手順を知りたいという方は、国税庁の確定申告の手順などを見るのが、やはり便利です。
所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き 確定申告書A用|国税庁
所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き 確定申告書B用|国税庁
その上で、ピンポイントで分からないことが出てきた場合に、この「まとめ」をご覧いただき、問題解決に繋がりそうな記事があれば、ご熟読頂くのが上手な活用法です。

最初に抑えておきたい確定申告の全体像

まず、最初に、確定申告の全体像(体系)についておさえておきましょう!

今や、会計ソフトやe-Taxのソフトに入力をしていけば、自動で税額が出る時代ですが、体系をおさえることで

「今、自分はどの部分でつまずいているのか」

がわかり、確定申告の手引き等を読む時も逆引きしやすくなりますし、税理士や税務署に相談する時も、話がスムーズになります。

確定申告は

(1)収入を固め
(2)必要経費等を差し引き所得金額を固め
(3)所得金額から所得控除を差し引き課税所得金額を求め
(4)課税所得金額に税率を掛けて税額を算出し
(5)税額から、住宅ローン減税分や前払いの税金等を控除

このステップで、納める所得税額等を確定させます。

手続きに関すること

1年に1度のことなので、つい、細かい手続きについて忘れてしまいがちな確定申告。

申告そのものもそうですが、手続き全般についても、わかりにくいことや「どうなるんだろう?」ということがいっぱいですよね。

そこで、手続きに関することで、特に注意したほうが良いことをいくつかブログ記事にしています。

確定申告「20万円以下申告不要ルール」を正しく理解しよう!

「20万円以下の所得は、確定申告しなくていい」という話を聞いたことがあるという方も、多いことでしょう。この「20万円以下申告不要ルール」、正しく理解していないと、申告漏れに繋がったり、逆に、しなくてもいい所得を申告することになります。

引っ越しして去年と住所が変わった場合の確定申告の注意点!

引っ越しして去年と住所が変わった場合、特に振替納税をされていた方はご注意ください。

勤め先に副業がバレる3つのパターン〜その理由と回避策を教えます

働き方が多様化してきているとはいえ、まだまだ副業を容認・推進している企業は、少数派ですよね。そこで勤め先には内緒で副業をされているという方向けに、確定申告で副業バレするパターンと、その回避策についてまとめてみました。

ネット銀行が還付金受け取りと振替納税に使えるかどうかのまとめ

還付金の受け取り先に指定できないネット銀行のまとめ。また、ネット銀行は振替納税には使えません。注意しましょう!

電子申告のとき、源泉徴収票や医療費の領収証はどうすればいいの?

原則は、電子(e-Taxによる)申告をする場合、要件を満たせば、源泉徴収票や保険料控除証明書、医療費の領収書などは、添付が省略できます。添付省略の場合の注意点についてまとめてみました。

期限内なら何度もできる「訂正申告」〜還付金が振り込まれた後も可能!

確定申告に誤りを見つけた場合、3月15日まで(確定申告の期限内)なら、何度でも出し直し(訂正申告)ができます。

税法用語の意味がわかるブログ(9)「修正申告、更正の請求、決定、更正」

確定申告の期限後に確定申告の内容に誤りを見つけたら、「修正申告」か「更生の請求」です。

確定申告・医療費還付申告は「過去5年間分受け付けてもらえる」~この正しい意味知ってますか?

医療費控除に限らず、過年度の還付申告は過去5年間分受け付けてもらえるますが、正しく理解していないと、手続きを間違えてしまうことになりかねません。

■ スポンサー広告 ■

所得(収入や経費)に関すること

確定申告書のこの部分は、収入から必要経費等を差し引き、所得金額を計算する欄になります。

国税庁のホームページですと、この部分が参考になりますよ。

▼確定申告書A
参考 手順2 収入金額等、所得金額を計算する国税庁

▼確定申告書B
参考 手順2 収入金額等、所得金額を計算する国税庁

所得(収入や経費)に関する当ブログの記事

収入について

不動産の取引日はいつになる?原則か例外かで税額が変わることも!

個人が不動産を 売却(譲渡)した場合、その不動産の保有期間が、短かければ高い税率で、長ければ低い税率で、税金が課されます。保有期間の判定で重要なのが、不動産の取得や譲渡の取引日。そこで取引日がいつになるのか、解説しています。

経費について

税法用語の意味がわかるブログ(8)「青色申告」

個人事業主の青色申告のメリットと義務について、知りたいという方はこちら。

家族に給与を払いたい!そんなあなたに送る「青色事業専従者の給与の基礎知識」

家族に給与を払うことを検討している人、現に青色事業専従者給与を支払っている人向けの記事です。

30万円未満の資産の落とし方~個人の青色申告の方向けに解説いたします!(少額減価償却資産特例)

青色申告の方に認められている30万円未満の固定資産の減価償却の特例について解説。

20万円未満の資産の減価償却は「一括償却資産」処理がおすすめ!

白色申告の方にも認められているおトクな減価償却の方法です

その修理代、一発で落とせる?落とせない?〜資本的支出と修繕費の区別

事業をしている人や不動産収入がある人で、高額な修理代が発生した人はご一読を!

確定申告で自宅家賃・光熱費・駐車場代を経費にする方法

自宅の家賃や光熱費、経費にしてますか?事業で使っている分は「あん分割合」を決めて、堂々と経費に入れちゃいましょう!

交通系ICカードの「チャージ代」は経費で落とせない!確定申告に向けて知っておきたい交通費の正しい経理処理

便利な交通系ICカードですが、チャージ代を経費として落とすと、税務調査で否認される可能性も。そこで、どのように処理するといいのか、効率的な費用計上の仕方も含めて解説しています。

所得について

税法用語の意味がわかるブログ(4)「所得税の仕組みから理解する分離課税・総合課税」

10の所得の内容や、所得を10に分ける理由など。

役員は5年以内で退職するな!「特定役員退職手当」とは?

勤続年数5年以内で退職する役員の役員退職金は、「1/2課税」の優遇は受けることができません。

合計所得金額の計算のしかたを徹底解説1〜扶養や配偶者の控除判定に必須!

合計所得金額の計算のしかたを徹底解説2〜退職金・不動産譲渡・投資収益がある場合

主要な所得の所得金額の出し方について、解説しています。

所得控除に関すること

確定申告書のこの部分は、所得金額から各種所得控除を差し引き、課税所得金額を導き出すための欄です。

国税庁のホームページですと、この部分が参考になりますよ。

参考 手順3 所得から差し引かれる金額(所得控除)を計算する国税庁

所得控除に関する当ブログの記事

税法用語の意味がわかるブログ(2)「所得控除・税額控除」

所得控除と税額控除の違いについて解説。所得控除は税率を掛ける前の段階での控除なので、「控除額×税率」分の減税効果があります。「税額控除」は税金の額そのものを減少させる効果があります。

医療費控除

申告前に目を通したい「医療費控除」12のポイント

医療費控除の申告をする前に、この記事にざーっと目を通すと、役に立つことがあるかもしれませんよ!

確定申告・医療費還付申告は「過去5年間分受け付けてもらえる」~この正しい意味知ってますか?

「医療費控除は過去5年間分受け付けてもらえる」というのは、正しく理解していないと、手続きを間違えてしまうことになりかねません。

市販薬12千円超で控除・セルフメディケーション税制早わかり〜医療費控除との有利判定フローチャート付き

医療費控除の特例制度「セルフメディケーション(自主服薬)税制」について。医療費控除とどっちが有利になるのか、そのフローチャートも。

寡婦控除・寡夫控除

「寡婦控除・寡婦控除」しっかり理解し控除を受けよう!(判定フローチャート付き)

所得控除の中でも、意外に難解で漏れも多い寡婦(夫)控除。でも、正しい知識さえ持っていれば、手続きはとても簡単。しっかり理解してガッツリ控除をうけましょう!

配偶者控除・配偶者特別控除

平成302019)年改正、配偶者控除・配偶者特別控除のポイント、申告書への書き方を徹底解説

平成30年から、配偶者控除と配偶者特別控除の内容が、ガラッと大きく変わりました。そこで、控除額の出し方と確定申告書への書き方を、徹底解説しています。

扶養控除

「生計を一にする」(同一生計)の意味は?仕送りを受けている場合や「家庭内別居」の場合など

扶養親族かどうかを判断する際に大切な要件である「生計を一にする」について解説しています。

合計所得金額の計算のしかたを徹底解説1〜扶養や配偶者の控除判定に必須!

合計所得金額の計算のしかたを徹底解説2〜退職金・不動産譲渡・投資収益がある場合

扶養親族かどうかを判断する際に重要な「合計所得金額」について解説しています。

税金の計算に関すること

確定申告書のこの部分は、課税所得金額に税率を掛けて税額を算出し、さらに住宅ローン減税分や前払いの税金等を控除して、納める所得税額等を確定させる欄です。

その他

税法用語の意味が分かるブログ(22)「帳簿書類の保存期間」

確定申告が終わったあとの、帳簿の保存期間について。

税務署から税務調査の連絡が!その時のために覚えておきたい7つの心得

申告の結果、税務調査が入ることになってしまったら。まずはここを読んでください。

日本で確定申告する外国人の方に役立つサイトと英語の電話相談窓口

日本に住んでいる外国人の方も、日本で確定申告をしなくてはなりません。そこで、日本語があまり得意ではない外国の方のために、確定申告に役立つ情報サイト・相談窓口などを、まとめてみました。

Useful Tax Return Websites and Telephone Consultation Services for Non-native Japanese speakers in Japan.

上記の記事の英訳です。